参列者の葬儀知識

⑤「訃報」 駆けつけるときは控えめな衣装で

 故人との関係性やおつきあいの程度にもよりますが、親戚やごく親しい知人などの場合は通夜を待たず弔問に向かっても構いません。地味なものであれば普段着で駆けつけても失礼にはなりません。ただ、そのような時でも、派手な化粧を控えたり、アクセサリーを外すなどの配慮は必要です。
 ひと昔前は「訃報の際にはどんなに夜遅くてもすぐに駆けつけるべき」という考えもありましたが、あまり夜遅い時間帯はご遺族の迷惑になるので控えた方が良いでしょう。
 弔問の際は故人に線香を手向け、遺族にとって負担にならないように長居は避けます。またその際、何か手伝えることがないかを伺う心遣いも大切です。一方で、故人とそれほど親しいつきあいがない場合には、すぐに駆けつけるのではなく通夜や葬儀に弔問するようにします。会社関係の場合は受付などの手伝いが必要なこともあるので、社内での調整をします。